旅行で心に残る体験をするには、ホテル選びが非常に重要です。
ホテル・旅館の宿泊で「スタッフが機械的な対応で、粗末なサービスだった」「部屋の窓が曇っていたりベッドに髪の毛があったり、清潔感がなかった」など、残念な体験をしたこともあるでしょう。東京や大阪を中心に有名なホテル・旅館も多くありますが、満足できるホテル・旅館ばかりではありません。
そこで、ホテルマンが、国内で泊まってはいけないホテルの特徴やチェックポイントなどを解説します。
彼女と安心して宿泊できるホテルや記念日におすすめのホテルも紹介しているため、泊まってはいけないホテルを見極めて、高級ホテルで癒しのひとときを満喫してください。
泊まってはいけないホテルの特徴
出典:グランドニッコー東京台場
観光庁によると、国内には約6万3千軒(2024月2月時点)のホテル・旅館などの宿泊施設がありますが、ホテルマン目線で泊まってはいけないホテル・旅館も存在します。心に残る時間を楽しめるはずのホテル・旅館で残念な思いをしないために、以下の特徴に当てはまるホテル・旅館は避けてください。
・予約サイトの口コミ評価が低い
・治安の悪いいエリアに位置している
・施設が古くて、清潔感を感じられない
予約サイトでの口コミ評価が低い
予約サイトでの口コミや5段階の点数は、宿泊者による評価であるため非常に重要な指標です。私の考えで、5点満点の総合評価が次の点数以下は注意してください。
Relux:4.0・一休.com:3.9・楽天トラベル:4.3
Reluxと一休.comは独自の基準を満たしている宿泊施設を厳選しているため、ある程度のホテル・旅館は安心して泊まれます。
口コミは、一定数以上の評価がないと点数が反映されないかもしれませんが、オープンして一年以上経てば規定の評価数は集まるでしょう。オープンから一年以上経っていても点数が付いていないと、そもそもの宿泊者数が少ないと考えられるためおすすめできません。
予約サイトの総合評価が4点を超えていないと、そのホテル・旅館は宿泊者に感動や喜びの体験をあまり提供できていないと考えられます。
施設が古く清潔感がない
また、ホテル・旅館には清潔感が求められています。基本的に、どのスタッフもお客様のために気持ちを込めて清掃していますが、「清掃が行き届いていない」と感じさせてしまうことも少なくありません。
また、オープンから10年以上経つホテル・旅館でリニューアルをしても、老朽化に対応しきれていない場合もあります。
予約サイトや公式HPに掲載されている写真を見て、清潔感が感じられなかったり明らかに施設が古かったりするホテル・旅館には泊まってはいけません。
治安が悪いエリアに立地
ホテル・旅館に問題がなくても、立地するエリアの治安が悪いと安心して宿泊できないでしょう。
都道府県警察による、刑法犯罪の認知件数が多いエリアは以下です。
・東京都千代田区
・名古屋市中区
・大阪市中央区
・大阪市浪速区
・福岡市博多区
治安が良いとされるエリア
・東京都国立市
・愛知県知多市
・大阪府箕面市
望まないトラブルに巻き込まれる危険を減らすため、治安が悪いエリアは避けましょう。複数の路線が通ってアクセスの良い駅地下エリアには多くの人が集まって、問題が起きる可能性が高まります。
泊まってはいけないホテル・旅館は、あまりにも治安が悪いエリアに立地しているため注意してください。
特に注意すべきエリアの東京や大阪、福岡などについては、それぞれの記事で詳しく解説しています↓
北海道「北海道で泊まってはいけないホテルの特徴を解説!雄大な自然を満喫するホテルも紹介」
東京「東京で泊まってはいけないホテルの特徴を解説!連泊ステイがおすすめの高級ホテルを紹介」
名古屋「名古屋で泊まってはいけないホテルの特徴を解説!贅沢な夜景を望むホテルも紹介」
京都「京都で泊まってはいけないホテルの特徴を解説!心落ち着く高級ホテルも紹介」
大阪「大阪で泊まってはいけないホテルの特徴を解説!優雅な体験をする高級ホテル紹介」
福岡「福岡で泊まってはいけないホテルの特徴を解説!魅力あふれる安心の高級ホテルを紹介」
沖縄「沖縄で泊まってはいけないホテルの特徴を解説!南国リゾートを満喫するホテル紹介」
泊まってはいけないホテルのチェックポイント
泊まってはいけないホテル・旅館かどうかは、3つのチェックポイントで見極めましょう。
・口コミの内容や点数
・施設内外の写真
・SNSでのリアルな投稿
予約サイトでの口コミの内容や点数
出典:ハレクラニ沖縄
ホテル・旅館での宿泊を失敗させないために、予約サイトの口コミを確認します。
予約サイトでホテルを開き、5段階評価の点数を見ます。口コミの内容では、どのような体験をしたのかを把握できます。
「客室や廊下で施設の古さが目立った」「スタッフの接客態度が悪かった」などの口コミが多いところが、泊まってはいけないホテルです。
公式HPや予約サイトの写真
出典:都ホテル博多
施設の状態を知るために、公式HPや予約サイトで写真を見ることも大事です。
公式HPにフォトギャラリーが用意されていれば、そこで施設の写真を確認します。予約サイトには「写真」に施設の外観や客室などが掲載されています。
料理の写真もあるため、レストランでの食事をイメージできます。しかし、写真はきれいに撮影されていて、実際とはかけ離れている場合もあるため、鵜吞みにしないように注意しましょう。
SNSの投稿
出典:都ホテル博多
予約サイトの口コミだけでなく、X(Twitter)やInstagramなどのSNSに宿泊体験が投稿されていることもあります。
公式HPで予約した場合や予約サイトには口コミを投稿しなかった場合などは、SNSに宿泊の感想が投稿されています。ホテル・旅館の名前で検索して、個人アカウントによる投稿をチェックしましょう。
宿泊者の体験や施設のイメージ写真などを参考に、泊まってはいけないホテルかどうかを見極めます。
彼女を喜ばせられるホテルの選び方
出典:ハレクラニ沖縄
泊まってはいけないホテルを避けつつ、非日常空間にて彼女を喜ばせたいあなたに、ホテルマンの私が選び方のコツを簡単に2つ紹介します。
ホテルの特徴が現れるサービス内容
まず、ホテル・旅館によってサービス内容が違います。レストランが朝食営業だけだったり、ルームサービスに対応していなかったり、ホテル・旅館ごとの特徴があります。
彼女と思い出に残る宿泊を体験するには、サービス内容をきちんと確認してください。
記念日や誕生日でサプライズを考えている場合は、アニバーサリーオプションが重要です。特典付きのアニバーサリープランを販売しているホテル・旅館で、彼女に感動をプレゼントしましょう。
宿泊に付加価値を生み出す立地や周辺環境
ホテル・旅館の宿泊では、その立地や周辺環境が付加価値を与えます。
部屋から望む景色は、滞在中の満足度に大きく影響します。国内の各エリアでは、以下のような眺望を楽しめるでしょう。
立地エリア | 特徴 |
山のリゾート | 軽井沢や箱根などで四季折々の大自然 |
海のリゾート | 伊豆や沖縄などで優雅な日の出・日没 |
東京や大阪などの都市部 | 高層階のホテルできらめく夜景 |
ホテル選びに失敗しない予約サイトや旅行会社
泊まってはいけないホテルを避けるため、予約方法が重要です。
ホテルマン目線では、電話・公式HPの直接予約を増やしたいところですが、泊まってはいけないホテルを選ばないためには、予約サイトや旅行会社の利用がおすすめです。
一定の基準を設けているおすすめの予約サイト
出典:Relux
予約サイトは非常に多く存在するため、私がおすすめするのはReluxと一休.comです。
観光庁に登録されている約6万3千軒(2024年2月29日時点)のなかから、Reluxと一休.comで独自の基準を満たすホテル・旅館が厳選されています。ランクの低い施設は扱われていないため、記念日や誕生日で彼女へのサプライズにも適しています。
なた、Booking.comやexpediaなどの海外の予約サイトはおすすめできません。予約の変更やキャンセルに時間がかかり、ホテルスタッフも苦労することがあります。
「掲載されている施設が多いから」「CMでよく目にするから」などの理由ではなく、強みを理解して、予約サイトを利用しましょう。ホテルマンも愛用しているするReluxと一休.comは、下の画像から利用できます↓
旅行会社によるツアーがおすすめ
出典:JTB
ホテル・旅館での宿泊を失敗させないため、ツアー旅行もおすすめです。
JTBや近畿日本ツーリストなどの旅行会社が、観光スポットを回りながらハイグレードなホテルに宿泊するツアーを販売しています。ツアーは旅行会社のスタッフが下見をして作成している場合が多いため、安心して宿泊できるホテル・旅館が選ばれているといえるでしょう。
さらに、ツアー旅行であれば、宿泊施設とあわせて交通機関のチケットも予約できるのが魅力です。国内・海外の旅行計画を簡単に立てられるツアー旅行は、下のJTBや近畿日本ツーリストから予約しましょう↓
彼女との旅行は感動体験ができるホテルへ
こちらの記事では、国内で泊まってはいけないホテルの特徴や見極め方などを解説しました。
ホテルマンとしてすべてのホテル・旅館をおすすめすることはできず、宿泊先を選ぶときは予約サイトに掲載されている口コミが非常に重要です。また、ホテルが立地しているエリアによって、宿泊体験が変わります。
お伝えした「泊まってはいけないホテルのチェックインポイント」を確認して、高級ホテルで彼女と上質な癒し時間を満喫しましょう。
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