冨士浅間本宮のご利益!浅間神社は徳川家康とのつながりもある!?

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日本全国に、富士山をご神体とした「浅間神社」があります。静岡県袋井市にも浅間神社があるので、静岡県の魅力を発信している当ブログで紹介していきます。

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概要

  • 名称:冨士浅間本宮
  • 住所:静岡県袋井市国本964
  • 電話番号:0538-42-3774
  • 駐車場:あり(普通車5台分程度)・無料
  • アクセス:東名高速・袋井I.Cより車で約15分

袋井市にある「冨士浅間本宮」は、808年頃に坂上田村麻呂が富士浅間神社から分霊を移したことが始まりとされています。

主祭神

冨士浅間本宮の主祭神は、「木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)」です。木花咲耶姫は大山祇神(オオヤマヅミノカミ)のご息女であり、とても美しいことで有名。そして天照(アマテラス)の孫になる「瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)」と結婚しました。
木花咲耶姫は、家族円満・安産・火難災除・漁業農業などの守護神です。そしてご神体は「富士山」。

全国にある浅間神社

ご神体が日本一の山・富士山である、富士浅間神社は全国1300余りもあります。

富士山は「富士信仰」とも呼ばれ、厚い信仰心を持っている人が多いね


総本山は富士浅間本宮

まず806年に最初の浅間神社「富士山本宮浅間大社」が建てられました。当時の平城天皇の勅命で建てたのが坂上田村麻呂。噴火が多く火山活動が激しかった富士山を鎮めるために、浅間大神をはじめて祀った神社です。富士山本宮浅間大社の場所は、富士山のふもと「富士宮市」。そして808年頃、分霊を移した全国の富士浅間神社へとつながります。

ご利益は、厄除開運・縁結び・安産・火除け・五穀豊穣など


また、富士山と桜は深い関係にあることを知っていますか?富士山をご神体とする浅間神社。浅間神社のご祭神は木花咲耶姫で、お名前にある「木花」は桜を意味します。そのため浅間神社の境内には桜の樹が植えられています。特に富士山本宮には約500本の桜の木があり、“浅間神社と桜”の印象を強く象徴していて春のお花見スポットで有名です。

歴史に名を遺す人物とのつながり

浅間神社は日本の偉人とも深い関係があります。

源頼朝とのつながり

鎌倉幕府初代征夷大将軍の源頼朝との関係です。浅間大社で行われる「流鏑馬(やぶさめ)」は、頼朝が富士裾野の巻狩りをしたときに流鏑馬を奉納して天下太平を祈願したことが始まりとされています。それから浅間大社で流鏑馬の奉納は、800年以上も続く伝統的な神事になりました。

流鏑馬は、馬に乗りながら的に向かって矢を放つ姿がとても勇ましいね

徳川家康とのつながり

次に徳川家康との関係。
戦国時代、“天下分け目の戦い”と呼ばれて有名な「関ヶ原の戦い」で勝利を収めた徳川家康が、お礼として本殿・拝殿・桜門など約30棟を造営しました。徳川家康はもともと、今川義元の人質で生活していた場所は駿河の国です。そして徳川家康の元服式(現代の成人式)は、静岡浅間神社で行われました。

また富士山頂の火口内にある散銭を、浅間大社の修繕費に充てるように決めたのも徳川家康です。1606年に徳川家康が富士山の八合目以上の土地を富士山本宮浅間大社のものとしたことも、浅間大社にとって大きなこととされています。


他にも武田信玄が植えた桜の樹もあるなど、歴史上で有名な人物が浅間神社を信仰しています。

袋井市の冨士浅間本宮

木花咲耶姫をご祭神で富士山がご神体の富士浅間神社。そして、とても美しい木花咲耶姫の分霊を全国祀る浅間神社の1つが袋井市の冨士浅間本宮です。

重要文化財

冨士浅間本宮には、国や市に指定された重要文化財があります。

富士浅間本宮・本殿:国の重要文化財
約1200年前に、征夷大将軍の坂上田村麻呂が建てた本殿です。1500年代後半には1度焼失しましたが、1590年に再建されて1638年に久野城主によって現在の袋井市国本に移動。そして本殿は国指定の重要文化財になっています。

毎年1月に豊作を祈願して行われる「田遊び」と鳴音具で金鼓の「原川浅間宮鰐口」は、市の指定文化財です。

高台からの景色

また冨士浅間本宮は高台にあるため、駐車場からの景色がおすすめ。東名高速道路と国道1号線バイパス、さらに奥にはエコパスタジアムまで見渡せます。

まとめ

袋井市にある冨士浅間本宮を紹介しました。全国に1300余りある「浅間神社」の1つで、総本山・富士山本宮浅間大社は同じ静岡県にあります。木花咲耶姫がご祭神で、縁結び・安産・五穀豊穣などのご利益。徳川家康など歴史に名を遺す人物との深いつながりもある浅間神社です。
ぜひお参りしてみてはどうでしょうか。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございます。

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