ホテル・旅館の予約をしても、体調不良や急な都合などで予約変更・キャンセルする場合もあるでしょう。宿泊施設ごとにキャンセルポリシーは定められていますが、基本的にキャンセル料は発生しません。
しかし、各予約サイトによって、予約変更の可否、キャンセルの処理方法などが違います。そこで、ホテルマンが代表的な予約サイトと旅行会社の予約変更やキャンセルに関する質問をサポートします。
ホテルのキャンセル方法はこちら
出典:ホテルニューオータニ東京
予約サイトから予約している場合、基本は自分でキャンセルの手続きが必要です。処理方法がわからないときは、ホテル・旅館に電話すると宿泊施設側でキャンセル処理してくれる場合もあるでしょう。
しかし、Booking.comやエクスペディア(Expedia)などの海外サイトから予約している場合、ホテル・旅館ではキャンセル処理ができないかもしれません。そのため、国内宿泊は海外サイトを使わずに、楽天トラベルや一休.com、Reluxなどからの予約がおすすめです。
それでは、代表的な予約サイトと旅行会社でのキャンセル方法を紹介します。
楽天トラベルでのキャンセル方法
楽天トラベルのマイページから右上のメニューボタンを押して、「予約の確認・変更」。現在の予約で「国内宿泊」を選択し、ホテル名や日程を確認して「キャンセル」してください↓
じゃらんnetでのキャンセル方法
じゃらんnetにログインして、右上「予約照会・変更・キャンセル」を押します。予約の照会・変更・キャンセル」から、ホテル名を確認して「キャンセル」してください↓
一休.comでのキャンセル方法
一休.comにログインして「予約確認・変更」を押して、予約情報からホテル名を確認して「予約のキャンセル」で処理してください↓
Reluxでのキャンセル方法
Reluxにログインし、右上のメニューボタンから「予約の確認」を押します。ホテル名を確認して「予約をキャンセル」で理由を選択のうえ、キャンセルしてください↓
JTBでのキャンセル方法
MyJTBにログインし、予約詳細・確認画面に進みます。「取消確認に進む」から、ホテル名を確認して、予約取消の処理をしてください↓
近畿日本ツーリストでのキャンセル方法
近畿日本ツーリストの予約内容確認ページで操作が可能です。ホテル名を確認後、「予約を取り消す」または「解約を依頼する」ボタンでキャンセルしてください↓
ホテルの予約変更に関する質問を解決
出典:ザ・ひらまつ ホテルズ&リゾーツ 賢島
予約後に、宿泊日程やプランなどを変更したいときもあるでしょう。プランを変更したい場合は、キャンセルして予約の取り直しが必要です。一方の日程変更は、3つのパターンに分けられます。
・2泊以上の予約で宿泊を短縮する
・チェックアウト予定日もそのまま宿泊したい
同じ泊数で宿泊日を変えたい
同じ泊数で宿泊日を変えたい場合は、予約の取り直しが必要です。現在の予約をキャンセルして、改めて変更後の宿泊日で予約してください。
予約可能なプランや部屋、宿泊料金などは予約時によって変動するため注意しましょう。
2泊以上の予約から泊数を減らしたい
2泊以上の予約で、チェックイン日はそのままでチェックアウト日を前倒しする減泊について。
予約サイトでチェックアウト日の変更可能な場合があります。ネット上で減泊ができないとき、ホテル・旅館に電話すれば問題ありません。
泊数を増やしたい
現在の予約に追加で宿泊したいときは、追加分の日程を新しく予約します。
すでに予約している部屋タイプを指定して、予約の備考欄に「〇月〇日から予約の連泊です」のように入力しましょう。追加した予約も連泊扱いで、同じ部屋に滞在が可能です。
追加の予約で同じ部屋を検索しても表示されなかった場合でも、違う部屋タイプで予約を進めてください。
部屋移動して違う部屋での宿泊を楽しめたり、当日までに同じ部屋タイプでキャンセルが発生して部屋移動せずに連泊できたり、どちらの場合でも宿泊体験がアップグレードされるでしょう。
予約サイトでの変更方法
出典:一休.com
楽天トラベルや一休.comなどの予約サイトについて、予約変更方法を紹介します。
予約サイト | 予約変更方法 |
楽天トラベル | 減泊は、「予約の確認・変更」から「日程短縮」で変更可能。 (日程やプランなどは変更不可) |
じゃらんnet | 減室や減泊は、「予約照会・変更・キャンセル」から「予約変更」で可能。 (日程やプランなどは変更不可) |
一休.com | 減室や減泊は、「予約確認・変更」から「予約変更」で可能。 (日程やプランなどは変更不可) |
Relux | 宿泊日やプラン内容などの予約変更は不可のため、予約の取り直し。 |
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旅行会社での予約変更方法
出典:近畿日本ツーリスト
数ある旅行会社のなかから、JTBと近畿日本ツーリストでの予約変更方法を紹介します。
旅行会社 | 予約変更方法 |
JTB | 変更不可のため、キャンセルして取り直しが必要。 |
近畿日本ツーリスト | 変更不可のため、キャンセルして取り直しが必要。 |
旅行会社での宿泊予約は、変更できないケースが一般的です。旅行会社では、ホテル・旅館を交通券とあわせて予約できるのが魅力ですが、予約変更・キャンセルには注意してください。
ホテルはキャンセル料で稼ごうとは考えていない
出典:帝国ホテル東京
ホテル・旅館の予約時には、キャンセルポリシーの確認が必要です。ホテル御三家のキャンセルポリシーを例に紹介します。
ホテル名 | キャンセルポリシー |
帝国ホテル東京 | ・前日20% ・当日80% ・連絡なしの不泊100% |
The Okura Tokyo | ・前日100% ・連絡なしの不泊100% |
ホテルニューオータニ東京 | ・2日前10% ・前日20% ・当日80% ・連絡なしの不泊100% |
各ホテル・旅館はキャンセルポリシーを定めていますが、キャンセル料の徴収で稼ごうとは考えていません。
そのため、体調不良や急に外せない予定が入った場合、自然災害などでは、キャンセル料は発生しないのが基本です。予約サイトのマイページ、もしくはホテル・旅館に電話してキャンセル処理しましょう。
ホテル・旅館の予約をキャンセルしても料金が発生しないからといって、故意にキャンセルしてはいけません。また、JTBや近畿日本ツーリストなどの旅行会社からの予約では、各会社の規定によってキャンセル料が発生する可能性もあるため注意してください。
ホテルに電話するならいつがいい?
出典:帝国ホテル東京
ホテル・旅館に電話しようと思っても、何時ごろなら連絡していいか迷うでしょう。
ホテルマン目線で、11時~14時と21時以降の時間帯がおすすめです。チェックアウトからチェックインまでは、館内が比較的落ち着いている時間です。
また、おおよそのお客様が到着し、夕食の対応などもひと段落する21時以降も、ホテルスタッフが余裕を持って電話対応できるでしょう。
ホテル・旅館は24時間営業で常にスタッフがいるため、基本はどの時間に電話しても問題ありません。私の経験から、11時~14時と21時以降は電話を取りやすい時間帯ですが、自分の都合にあわせて電話しましょう。
そして、電話するときは、宿泊予定日と名前を伝えるとスムーズに対応してもらえます。
ネット上で予約変更やキャンセルできないときはホテルへ電話
ホテル・旅館を予約してから、宿泊前に変更やキャンセルすることもあるでしょう。宿泊施設はキャンセル料で稼ぐことを考えていないため、必ずしもキャンセル料が発生するとは限りません。
各予約サイトから予約のときは、それぞれのサイトからキャンセル処理をしましょう。自分で難しい場合には、ホテル・旅館に電話してください。
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