前回の記事の続きになります。まだ「初めての海外旅行はこんな感じ①」を読んでいない人はこちら⇒
それでは日程後半、3日目以降プリンスエドワード島の内容です。
日程後半
3日目
朝早くにトロント空港へ行き、約2時間のフライトでプリンスエドワード島の州都であるシャーロットタウンに着きました。実はここでハプニングがありました。
搭乗口でシャーロットタウン行のフライトを待っているとアナウンスが流れました。遅れているようなことを言っていましたがよくわかりませんでした。文字を読むのとは違って聞くのは難しく、更に対面での会話ではなく機械を通すアナウンスだと更にレベルが上がります。(このときTOEICスコアが500点程の力しかありませんでした)
そしてアナウンスの後、並んでいた人たちが移動し始めました。勇気を出して「Where is Charlottetown flight?」と聞いてみると「Follow me」と言ってくれたのでついていきました。そうして変更になった搭乗口に移動して無事にシャーロットタウンに着きました。初めての土地、海外でハプニングが起きても落ち着いて、わかる単語で聞くことですね。海外の人も優しいです。
<ではプリンスエドワード島について>Prince Edward Islandを省略してPEIと呼びます。
人口約14万人はカナダで最も少なく面積は愛媛県と同じくらいで三日月のような形をしています。ルーシーモードモンゴメリ(1874-1942)による「赤毛のアン」(1908)の舞台です。名産はロブスターやカキなどの海産物とジャガイモです。またPEIは土が赤いです。鉄分を多く含んでいる柔らかい砂岩と草木の緑、それに澄んだ青空と海の青がきれいです。

お昼前にシャーロットタウンに到着し、街を探索しました。トロントは観光客が多く賑わっていましたが、PEIはのんびりと時間が流れていてリラックスできる落ち着いた雰囲気です。都会にない田舎のいいところです!海岸沿いを散策したりスーパーまで歩いて行ったりし、その後は初めて教会に入りました。
こうして街を歩いていて現地の人とすれ違う時に、「Hello! How are you?」と話しかけてくれました。しかしとっさだったので「Hello」としか返せませんでした。。。「I’m so good! Thank you. Have a good day!」のように返すべきでしたね。初めての海外旅行で雰囲気がすごく好きになり楽しんでいましたが、何気ない会話がうまくできず悔しいと感じました。
4日目
現地の係員による赤毛のアンツアーに参加しました。日本人の旅行者20人くらいと、グリーンゲイブルズハウス・恋人の小径・お化けの森・L.M.モンゴメリ墓・グリーンゲイブルズハウス郵便局・キャベンディッシュ教会・キャベンディッシュビーチ・L.M.モンゴメリの生家・フレンチリバー・グリーンゲイブルズハウス博物館・輝く湖水・ケンジントン駅跡を巡りました。
赤毛のアンを見たことある人ならわかると思いますが、全てゆかりの地で母親も喜んでいました。私も行き先をトロントとプリンスエドワード島に決めて出発までの間にアニメを見たりネットであらすじを読んだりしました。

グリーンゲイブルズハウス博物館では作者モンゴメリが使っていた物などが展示されています。ここで観光しているときには、赤毛のアンのワンシーンを野外劇で披露してくれている人がいて、その世界に入り込んだようです。またグリーンゲイブルズハウス郵便局ではモンゴメリが暮らしていた祖父母の家が再現されていて、郵便局として夏季は営業しています。
そしておもしろいことに、郵便物をここから出すことができます!そうするとグリーンゲイブルズハウスの消印が押されるんです。持参がなくても、はがきはここでカナダらしいデザインを買うことができます。母親は自宅宛てに出し、帰国して自分で受け取ってとても思い出に残ったと言っていました。
そしてこのツアーの後にもう1つミュージカル「赤毛のアン」のチケットを事前に手配しておきました。目の前で上演されるミュージカルは素晴らしいです。しかしここは本場のプリンスエドワード島。もちろん全て英語です。私の英語力では全てを理解できませんでした。しかし、話自体は知っていたのでなんとなくわかりました。4日目は本当に1日中赤毛のアンの世界を聖地で堪能しました。
食事について
名産のロブスターをトロントでのディナーとツアーでのランチと2回食べました。

ツアーでのランチは団体だったので食べ方を日本語で教えてくれて自分で殻を取りながら食べました。トロントのレストランでは、サービスマンがかっこよく食べやすいようにしてくれました。ジャガイモが付け合わせにありそのバターと食べたり、レモンをかけたりとてもおいしかったです。
5日目
PEIとトロントを結ぶフライトは便が少なく、シャーロットタウンを出たのはまた朝早くでした。約1時間のフライトでトロントに7時頃に着き、14時出発の成田行きのフライトまでトロント空港で待ちました。トロント空港は国際線の旅客数が世界で20番目くらいと大きい空港で、ランチを食べたり飛行機の離着陸を見たりで退屈はしませんでした。
6日目
5日目のトロントを14時に出発して成田までの直行便です。「初めての海外旅行①」で書いたように、トロントとの時差が13時間でフライトの時間も約13時間でトロント出発時間と成田到着時間がほぼ同じになりました。しかし帰りは日本が日付変更線の始まり側に位置するので、トロントからすると1日進みます。こうして6日日間のカナダ旅行から無事に帰国できました。

まとめ
英語には自信がある状態で出発しましたが、街での何気ない会話やミュージカル、空港での搭乗口の変更など足りない部分がありました。しかしなんとかなります!ただ初めての海外旅行では、私のようにJTBやHISなどのツアープランが良いと思います。その中で係員の案内などの付き添い部分と自分たちの自由行動と半々くらいで組むのがおすすめです。現地の魅力をしっかり楽しみつつ、英語も挑戦することができるからです。
そしてこのとき、ナイアガラの滝では海外の自然の壮大さとプリンスエドワード島でののんびりとした心が落ち着く街と人々の雰囲気がとても好きになりました。しかし街で話しかけてもらえたときにちゃんと受け答えができなかったことなどの悔しさと、1週間だけの滞在ではやっぱり短かくもっといたいと思いました。また今回は母親が来てくれるということでカナダになりました(納得して)が、自分も母親のようにずっと行きたいと思っていた場所であるオーストラリアのシドニーに行きたい気持ちが強くなりました。そしてこのカナダ旅行の2年後、私はシドニーワーホリに行きました!
これが私の初めての海外旅行で、ワーキングホリデーのきっかけになりました。やりたいと思っていることはやるべきだし、そのための絶好のタイミングが用意されているなと感じました。
今回も読んで頂きありがとうございます。
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